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150年の歴史が眠るいにしえの蓮根街道、ここに蘇る!!

2016年11月27日「河内れんこん商い道ウォーキング」開催報告

2016/12/07

実行委員長 奥田赳さん
実行委員長 奥田赳さん
『門真蓮根』
門真の名産と訊いて連想するとして、真っ先に挙げられるものがこれでしょう。
その門真の蓮根には、深い歴史を宿しています。

150年以上前、門真の農民たちが南都(現:奈良)に出荷をしていたという道のりを辿り、歴史に思いを馳せるべく、今回門真から生駒までの約15kmをウォーキングすることになっていた「河内れんこん商い道ウォーキング」

ところが、開催日の11月27日(日)はあいにくの雨模様。残念なことに、ウォーキングは中止に。

しかし主催であり、まいぷれ門真編集部も参加する商い道ウォーク実行委員のメンバーは一部区間でウォーキングを敢行!
冷たい雨が降りしきる中、大東市の中垣内(大阪産業大学前)から生駒山麓公園までの生駒越えを二手にわけてリレー。
険しい阪奈路と山道を無事に歩き、一行はいざ奈良へ!!

またこのイベントでは、NPO法人日本ノルディックウォーキング協会とコラボし、ノルディックウォーキングを活用してより正しい歩き方をマスターし、健康・体づくりにもつなげるべく実施。
当日歩き抜いたスタッフ(まいぷれ編集部)もこれを使用。普段の歩くスピードにプラスアルファされ、負担も軽く歩き抜くことができました!!
実行委員は・・・(ちょっとだけ)歩きました!!!
実行委員は・・・(ちょっとだけ)歩きました!!!
降りしきる冷たい雨の中の道のり
降りしきる冷たい雨の中の道のり
険しい道もノルディックウォーキングで軽々と
険しい道もノルディックウォーキングで軽々と
晴れていれば絶景のスポットにて、実行委員でパシャリ!!
晴れていれば絶景のスポットにて、実行委員でパシャリ!!

第2部 奈良市音声館でのイベント

「河内れんこん商い道ウォーキング」第2部として、150年以上前の出荷先の市場であった地、旧・青物問屋、現在の奈良市音声館にて交流イベントが開催されました。

第2部では、実行委員であり、門真蓮根の歴史を語った小冊子「門真の蓮根ヒストリー」の作者である酒井則行さんによる「河内れんこんと商い道」のミニ講座。
続いて青物問屋の子孫にあたる平岡さんのご紹介、そして150年以上前に春日大社へ灯籠を寄進した農家たちの子孫にあたる中村さんと奥田さんの紹介などが行われました。
イベントの最後には、中村さんと奥田さんから、平岡さんへ門真蓮根を手渡しされるサプライズもあるなど、150年の時空を越えた歴史的な交流が、ここに誕生した瞬間となりました。

第2部のイベントにはウォーキングに参加予定だった方など約40名、さらにゲストとして門真市イメージキャラクターの「ガラスケ」も駆けつけ、交流に華を咲かせることができました。
酒井則行さんによる商い道講座
酒井則行さんによる商い道講座
平岡さんによるあいさつ
平岡さんによるあいさつ
門真からガラスケもはるばる奈良へ!!
門真からガラスケもはるばる奈良へ!!
約40名の参加者が音声館に集結!!
約40名の参加者が音声館に集結!!
【歴史的な瞬間】平岡さんへ末裔の中村さんと奥田さんから門真蓮根をプレゼント!!
【歴史的な瞬間】平岡さんへ末裔の中村さんと奥田さんから門真蓮根をプレゼント!!

参加者からの感想

歴史のロマンを感じる1日だった

門真レンコンの歴史的なお話と、昔その歴史に携わった人々の子孫の方々のご対面など、古都の街並みと重なり歴史のロマンを感じる1日でした!
次回はお天気が良くなりますように。
スタッフの皆さん、ありがとうございました!

Sさん(門真市40代女性)

風薫る季節のリベンジ開催が楽しみ

今と昔、門真と奈良をつなぐ「河内れんこんウォーク」。奈良在住の私は新聞に包まれた年末のご挨拶でしかお目にかかることのなかった河内蓮根でしたが、「時」と「場所」の輪切りだけではつながらない関係性を体験できる、良い機会をいただきました(ある種河内蓮根3D体験)。
荒天で「歩く」ことは叶いませんでしたが、風薫る季節にリベンジ機会があるとのこと。
願わくはゴールで河内蓮根をいただけるご褒美があることを(笑)、ウォークとともに、今から楽しみにしています。

Yさん(大和高田市40代女性)

もっと門真の蓮根について知りたいと思って参加した

去年の春、新しい関わりを求めて門真市に飛び込んだ。
「門真」という箱を開けてみれば、どんどん面白いことがあふれ、その中で、「門真れんこん」というものを知った。この門真れんこんにまつわる話がとても興味深く、もっと知りたいと河内れんこんウォーキングの企画に参加した。
門真から奈良にかけて当時の村人の名前がたくさん残っていて、その痕跡をたどっただけで、末裔が見つかったことはすごいと思った。門真と奈良とのつながりが今も残っていることにとても感激だった。5月に延期されたウォーキングで春日大社の灯篭を見つけてみたいと思った。

Yさん(守口市20代女性)

取材協力:商い道ウォーク実行委員会