2019年4月1日、門真市内の府営住宅（10住宅、4,017戸、2019年3月現在）のうち、3住宅（門真住宅、門真千石西町住宅、門真四宮住宅）の2,492戸が門真市へ移管され、門真市営住宅となった。
今後、大学と連携した団地コミュニティの活性化など、移管される住宅を活用したまちづくりを推進するという。

　門真市内の府営住宅の多くは、高度経済成長期を中心に建設され、門真市の急激な人口増加に大きく寄与したが、近年、入居者の高齢化が進んでいる。
また、現在、門真住宅では建物の耐震性を確保するため、2013年から府による建て替え工事が進められており、団地のあるまちの姿が大きく変わりつつある。

　そのような中、門真市は市内にある府営住宅の移管を受け、市営住宅として管理・活用する協議を府と進めてきた。
府営住宅の移管は、募集窓口の一元化などによる住民サービスの向上や、地域課題の解決に向けて空室・活用用地などを活用できるなど、本市のまちづくりに寄与することが期待されている。
また、団地の収支状況や用地の活用可能性などを踏まえた順次移管とすることで、中長期的に見て本市財政にメリットがあると考えているという。
今後は、市が主体的となりまちづくりに活用していくことが期待される。