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まいぷれ門真×大阪日日新聞の門真ぶらり旅

身近なスポーツ拠点に

門真市立総合体育館がオープン

大型アリーナやランニングコースを備えた門真市立総合体育館が5月1日、同市中町にオープンした。老朽化した旧館に代わる建物は個人利用が主で、市教育委員会は「誰もが身近に利用しやすい生涯スポーツ推進拠点」をうたう。新しい総合体育館は外観デザインが特徴的な大屋根で市は"門真のランドマーク"としたい考えだ。
(藤木俊治)

吹き抜けのメインアリーナーと、2階部分には特殊加工された1周230mのランニングコースが設けられている
吹き抜けのメインアリーナーと、2階部分には特殊加工された1周230mのランニングコースが設けられている
地上3階建て、敷地面積は6170平方メートル。バレーボールコート3面分が確保できるメインアリーナやトラック仕様のランニングコース(1周230m)を備える。公共施設としては珍しいアスレチックを導入した幼児体育室もある。市役所に近い商業施設跡地に工事費約33億円をかけて新設された。
市民の一人で、子ども向けの体操教室を主宰するなどしている実島直美さんは「個人利用できる体育館が少ないのでうれしい。市民活動でも利用したい」と期待する。
バウンドテニスをしているという60代主婦は「サブアリーナも広くて良いなと感じた」と話す一方で、「荷物運搬で横付けできるスペースがないし、駐車場が24台では大会のときに困るのでは」と不満も漏れた。
4月30日には記念の催し「スポーツシンポジウム門真2017」が開かれ、同市出身でシドニー五輪テコンドー銅メダリストの岡本依子さんらによるパネル討論会やスポーツ体験(ソフトバレーボール、空手道、子ども体操、テニスなど)、体力測定チェック(骨密度・血管年齢など)も行われた。
2カ月先の月末まで予約できる仕組みで、指定管理者のコナミスポーツクラブによると、平日夜は埋まりつつあるという。バレーボールや空手、平日夜はフットサルが人気だ。

魅力あふれる拠点に 人々が集うまちへ|門真市

防災機能を有する公園基本計画<br>(門真市のホームページ)
防災機能を有する公園基本計画
(門真市のホームページ)
門真市は第5次総合計画の「安全・安心で快適に暮らせる明るいまち」、市都市計画マスタープランの「魅力あふれる拠点に人々が集うまち」を目標に現在、まちづくりを推進している。中町地区では門真市立としては初めて民間資金を活用したPFI方式で設立した門真はすはな中学校が開校している。まちづくりの一環として、またモデル校として設計されたため、非常にシンボリックな外観をしており、日本で数多くの西洋建築を手掛けた著名な建築家ヴォーリズ・スタイルを採用。さらに道路や緑道の歩行者動線の向上を目指し、すっきりとした美しい新街区を形成している。
今回の門真市立総合体育館のオープンに続いて市では、「今後の事業化については確定したものでない」(市まちづくり推進課)としながらも、将来的には北西部地域の密集市街地の防災拠点として防災機能付きの公園を整備し、"かどまの顔"となるランドスケープとしたい考えだ。

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