門真市シルバー人材センターから派遣された10数人のシニアが働く車載・弱電気向け装飾部品製造会社「大阪コロナ」（中田達也社長）を訪ね、2人のシニアに話を聞いた。

昨年8月から、外注先からの製品の運搬を主に、時間があるときには工場での軽作業（時間に追われない、簡単な手作業）に従事している。勤務は月から金曜まで1日3時間。「仕事をし、動いていないと鈍ってしまう。職場は働きやすい」とにこやかに語る。
ちなみに木村さんの趣味はバイクで、愛車のハーレーダビッドソンを乗りこなしているという。

35年間、事務職で働いてきた。そして家族の「もうええやろ」という声を振り切って、昨年9月から、一日7時間、週に3日働いている。
訪れた日はカーナビの外枠に保護シートを張る仕事中だった。細かい仕事で根気もいるし、立ち仕事だが、とにかく「働くのが楽しい」と笑顔。「これまで病気したこともない。足も丈夫」と年齢を感じさせない若々しさだ。会社から頼りにされており、「元気なうちはずっと働いていたい」という。