同店は地産地消の仕組みをつくり、生産者と消費者の橋渡し役として「新鮮・安心・安価」な農産物の販路拡大に取り組んでいる。
　同店の商品は四條畷、交野、寝屋川を中心に地元の門真でも５０～６０人の生産者がおり、門真市内の農家は「価格も自分で決めて直接売れるのでやりがいを感じている」と地域活性化の一助にもなっている。
　同店を運営するプラス（和歌山県田辺市）の店舗運営グループ統括マネージャー・竹腰和仁さんは「消費者の方々は価格に敏感。生産農家から直接届く、鮮度のいい野菜、果物を提供したい。食べていただければ味の違いは分かっていただけるはず」と話している。

　映画で地域を盛り上げようと、７月２７～２９日まで、門真市立公民館（門真市新橋町３４─２４）で映画の祭典が開かれる。３日間、自主映画作品を約３０作品を上映し、コンペティションを行う。観覧料は３日間通しチケットで１０００円。
　仕掛け人は、門真市で映画を撮り続ける男、ＮＰＯ法人門真フィルムコレクション主宰・奈須崇さん。未来の映画監督を育てるために開かれた。ニューヨークで毎年開催されている映画祭と提携関係を結び、海外作品の中から優れたものを門真国際映画祭招待作品として上映。一方、門真国際映画祭の上映作品の中から、現地のプロデューサーたちが優秀と認めた作品が、なんと、ワシントンＤ．Ｃ．、ヒューストン、ボストン、サンフランシスコなどアメリカ各地で行われる映画祭で上映される。門真市からの発信で、海外にも認められる、すごい監督が生まれるかもしれない！
　最終日の授賞式は、カンヌ国際映画祭もびっくりな特設レッドカーペットが同公民館に敷かれ、同映画の監督、俳優陣を迎える。レッドカーペットで記念写真もＯＫ。映画だけではなく子どもたちも楽しめる工作の時間や、体を動かすワークショップ等も同時開催し、映画を身近に感じる３日間になりそうだ。

　8月19日（日）に門真市末広町のルミエールホールで第8回わがまち門真市民ミュージカル「門真ですごした　おしゃべりな夏」が開催される。今回演出を担当するのは、関西を中心に女優・劇作家として活躍するわかぎさん。お茶の間でも知られるほどのわかぎさんだが、門真の知人を通じて今回のミュージカルの演出を担当することになった。「偶然にも門真でお芝居に関わっているが、お芝居をしたい人たちが多いと思う。役者を目指す卵がやがてひよこになっていく。そんな子どもたちが門真にはごろごろいる」。
　今回のミュージカルにはオーディションを勝ち抜いた門真の子どもたちが多く出演する。その様子についてわかぎさんは、「意外とおとなしい。だけど実際にはいろんな考えを持っていて、見ていて面白い」と話す。
　現在はミュージカルの本番に向けて、出演者たちとのけいこに励むわかぎさん。今回のミュージカルは「門真で過ごした夏」という題材で子供が主役でかつ大阪弁という、なかなか珍しい作品。「大阪弁の持つ潜在力。

そして、“YES・NO”という返事ではない、会話することの大切さ。そんなところを感じてもらえたら」。わかぎさんは、大阪人ならではの視点で描かれるミュージカルの魅力をそう語った。

（矢嶋）